炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

手塚作品、最“凶”のステージが幕を開ける。

[http://mw.gyao.jp/ MW-ムウ-]


ラーゼフォンに出てくるアレじゃない。つかアレはMUだ。

先日、原作を見つけたのでかっさらって読破った。


……所謂「火の鳥」や「鉄腕アトム」を見慣れた、ごくフツーの手塚ファンがこれを読むと、メガテンになること請け合いだと思う。

事実、当方もそうだった。

まぁ、俺はこれよりまえに「鉄の旋律」(以前週刊チャンピオンでやってた「ダイモンズ」の原作ね)をはじめとする、いわゆる青年手塚漫画を読んだ身ではあったので、それほどド肝を抜かれたわけではないが。
それでも、いわば救いのないダークファンタジー…というか、ピカレスク・ロマンというのか。衝撃を与えるには十二分であった。



短編を含む手塚青年作品は、登場人物の殆どが救われないのだが、こちらもご多分に漏れず、である。

全3巻(文庫版は2巻)という凝縮された時空間で渦巻く陰謀と悪意。そして祈り。
結城たちの人生を狂わせた悪魔の兵器MWを巡り、世界が震える。


まぁ、詳しくは読んでみろってことで(ぉ



ところで、さきほどこれの映画版の予告編を視たのだが。



……なーんかヤな予感がするのは俺だけか?




ま、一応視る予定ではあるけど。