炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

#DG2リプレイ風

【#DG2】8日目(朝)II:星の影は暗(やみ)に躍るI /あるいは「ガリー大いに惑う」【EXTRA】

革命団の仕事は、なにも斬った張っただけではない。革命を円滑に進めるためのモノやカネの確保…この辺りはカッスルなどが担当し、レゼルムはラジオを流通させて(当人の思惑はともかく)賛同者の増加に一役買っている。そして、革命団の古参のひとりである彼も…

【#DG2】8日目(朝):VSレオ!刃鳴り散らすレ・ザア・マシオウ!【リプレイ風】

「さて…ここがレオのデモン空間か」 霊廟の奥に出現したデモンサークルをくぐり、獅子のマスカレードへと突入する。 「あの仮面を壊すんですのね」 早速リコ(カプリコーン)が槍を構え仮面を衝き抜こうとしたが、デモンの強靭な膂力をもってしても髑髏を模…

【#DG2】7日目(昼):イブの警鐘・人類は滅亡する!?

「すみません、聞いていただきたいことがあって…」 メンテナンスを終えた後、ライブラ(イブ)がおずおずと声をかけてきた。 「あんだよ、改まって?」「ええ、しばらくの間量らせてもらった結果判明したのです…」 何を量ったのかはラッキーには知る由もない…

【#DG2】7日目(朝):わたくしを個室に連れてって

ラッキーの朝は存外早い。 ぱっと窓を開け、部屋の空気の入れ替えがてら外へ出て軽い柔軟と素振りを数百本ほどやるのが彼のモーニングルーティンである。記憶はないのに滞りなく行う一連の流れは、プリムいわく記憶を失う前からの日課だったらしい。相変わら…

【#DG2】6日目:ライブラのご不満

「納得いきません!」 今日の予定を詰めようと相部屋でミーティングをしていると、ライブラが急に声を荒らげた。 「いったいどうしたんだよライブラ?」「それです!」「は?」 席を立ち、ふくれっ面のままのライブラはペガサスとカプリコーンを順に指差す。…

【#DG2】5日目(昼):ペガッソのおおそうじ大作戦!

「ペガッソがお掃除してあげる!」 禁域での探索を切り上げ、昼食をとっているとペガサスがそんなことを言い出した。 「おっじゃましまーす♪」 断り切れずぐいぐい部屋まで引っ張られ、掃除道具を握らされる。 「じゃ、お掃除かいしーっ!」 ・ ・ ・ 意外……

【#DG2】5日目(朝)II:カプリコーン参戦!三つ目の禁域へ【リプレイ風】

「あなたがデモンゲイザー?ふぅん、思ったより貧相ですのね」 ミュゼに呼ばれて支配人室を訪れたラッキーは、とげ付きの開口一番に迎えられた。 「まぁいいわ。私はカプリコーン…我が槍にかけ、勝利をお約束いたしますわ」 新たに仲間になったデモン・カプ…

【#DG2】5日目(朝):メンテナンス初体験!

道具屋・レゼルムにしこたま飲まされた翌朝。ラッキーは彼の足音と暑苦しい挨拶にたたき起こされた。 「おはよう!ふひひっ、今日も爽やかな朝だねえ!」「…ああ、今しがた爽やかじゃなくなったがな」「ふむん…言われて見ればこの部屋は、なんだか空気が悪い…

【#DG2】4日目(夜):道具屋見参!自称エルフはぽっちゃり系

「えらい目にあった…」 デモンたちが寝泊まりする相部屋で、ラッキーが盛大にため息をつく。 「ラジオきいたよー。おにいちゃんの声、かっこよかった!」「うぇぇ…聴いてたのかよ」 「まぁ随分と猫かぶってらっしゃいましたが。ふふっ」「うるせー…ったく、…

【#DG2】4日目(昼):謎の魔導書は解読不能?

ボイスクリスタルの自壊を確認して、その破片を拾い上げる。使い道はわからないが、なぜかそうした方がいいと感じたのだ。 「…そこで俺たちを見てんのは誰だ?」「!?」 ラッキーの呟きに、ライブラたちが驚く。ややあって、デモン空間に浮かぶ仮面の向こう…

【#DG2】4日目(朝):VSカプリコーン!激突・ドリル対星砕き【リプレイ風】

苛烈な攻撃をくりだすカプリコーンに対抗すべく、ライブラに回復魔法を覚えなおさせることに。まだ確保していないサークルの制圧と装備の確保も含め、探索がてら再潜入して、ライブラを鍛えなおしていく。 「荒事は得意じゃないんですけどねぇ…」「禁域守っ…

【#DG2】3日目(昼):竜の大樹は星の夢を見る

「いやー、笑いが止まらないわ。こんな大量の星力が得られるなんて」 支配人室にて、ミュゼは悪役もかくやな雰囲気でほくそ笑む。 禁域にてライブラを下し、ボイスクリスタルを破壊した(というか自壊しただけだが)ことで、周辺の住人の意識が変わったよう…

【#DG2】番外編:ラッキーってどんな人?

ラジオの放送が無事終わり、カッスルたちは昼食をとるべく1階に上がってきていた。 「本当は早いとこ効果を確認したいけど、どうしてもラグが出ちゃうからね」とはミュゼの弁である。 果たしてラジオ組が酒場にやってくると、先客がいた。 「あ、しはいにん…

【#DG2】3日目(朝)II:デモンの魂と謎の結晶体

ライブラを倒したラッキーたちの耳に、明らかに名指しのラジオの臨時放送が流れ── 気がつくと、ステラ座のエントランスに戻ってきていた。…どこかで見てるんだろうか? 「ラッキーくん、おかえりなさい!」 と、そんなラッキーをプリムが出迎える。 「お疲れ…

【#DG2】3日目(朝):VSライブラ!掴め、星を砕く力【リプレイ風】

「よう、おはようさ…うぉっ」 ラッキーが持ち込んだ金品類に、カッスルが目を丸くした。 「買取頼む」 「初日でこれかよ…ちょっと待ってな、査定すっから」 カッスルが奥に引っこんでる間、店内を物色しておく。ジェムに関しては魔物との戦いでそれなりの数…

【#DG2】2日目(夜):禁域に挑め!路地裏の冒険③【リプレイ風】

陽が落ちてくると、オルム街も少しずつ活気付いてくる。 「あのお店はなぁに?」 「高級レストランだな。美味いらしいがめちゃくちゃ高えクセに量が少ないからオススメはしねえ」 屋台で間食を取りつつ、ペガサスが目についた店についてラッキーに尋ねていく…

【#DG2】2日目(昼):禁域に挑め!路地裏の冒険②

満身創痍でステラ座に戻ったラッキーたちは、玄関に転がり込むなり体力が回復していることに気づく。 ミュゼに聞くと、理由はわからないが一種の加護のようなものが働いている…らしい。 「死ななきゃ帰れば全回復できるし、もし死んでもプロメスが蘇生するか…

【#DG2】2日目(朝):禁域に挑め!路地裏の冒険

本格的な探索は翌日からと言うことになり、ミュゼはラッキーに休むよう促した。 そして一夜明け、支配人室に赴いたラッキーは当面の行動指針を受け取る。 「まず、1日の予定を決めておいて」 ラッキーが禁域で攫われてしまった理由の一つに、他の革命団メン…

【#DG2】1日目II:とりあえずのやるべきこと

「もう!報告が遅いから、待ち切れなくてここまで来ちゃったじゃない!」 ステラ座に戻ると、痺れを切らしたらしいミュゼがプリムと酒場で待っていた。 「それで…どうだった?」 ・ ・ ・ 「城から脱出する時にいた、あの男?あいつが禁域に現れたっていうの…

【#DG2】1日目:デモンゲイザーとはなんぞや?

「…よし、こんなもんか」 ステラ座の通用口前で、装備の確認を行う。腕と足をフォローする簡単な防具に、得物は城の工場で受け取った刀が一本。お世辞にもいい装備…とは言えないが、身を守る分にはひとまず充分だろう。 「よう、準備はいいか?」 地下室への…

【#DG2】プロローグ:少年は少女の願いに応えるようです

鳥の鳴き声と、窓から差し込む陽の光に目を覚ます。見知らぬ部屋の見知らぬベッドの上にいることに気づき、のそりと起き上がると、ちょうど窓に自分の顔が映り込んだ。 自分の顔である、というのは客観的事実で把握できる。しかし、記憶を失っている自分にと…