炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

【#DG2】2日目(昼):禁域に挑め!路地裏の冒険②

満身創痍でステラ座に戻ったラッキーたちは、玄関に転がり込むなり体力が回復していることに気づく。

ミュゼに聞くと、理由はわからないが一種の加護のようなものが働いている…らしい。

「死ななきゃ帰れば全回復できるし、もし死んでもプロメスが蘇生するから心配すんな」

とはカッスルの談であるが、できるだけ世話にならないことを願うラッキーである。

「お腹すいたねお兄ちゃん…」

回復しても腹は減る。1階の酒場で昼食をとり、昼は再び禁域に挑むことに。

 

「どう、いけそう?」

次の予定を報告しにいくと、ミュゼから声をかけられた。

「さっき死にかけたが、まぁどーにかな」

「死に…っ!だ、大丈夫なのラッキーくん?」

青い顔でプリムが駆け寄ってくる。特に問題がないことを説明すると、ほっと胸を撫で下ろしていた。

「ま、ここからは死にかけねえようにしとくさ」

「無理はしないでね…?」

 

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再び666番街へ入る。マッピングは前回のうちにあらかた済ませていたので、まずは最奥へ向かうが、その先は門が閉じられ先に進めそうにない。

 

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「向こうにもデモン、いるね…」

格子越しに強い気配を感じる。ラッキーの魔眼は、警告を発するかのようにズキズキとわなないた。

「ああ、だが今のオレらじゃ無理だろな。まぁそれ以前にここが開かねえんじゃあどうしようもねーや」

先に進むのは後回しにして、前回の取り損ねた最後のサークルを制圧する。

「これで全部制圧できたはずだが…うん?」

魔眼が新たな気配をとらえる。導かれるまま進んでいくと、街の広場に渦巻いた空間の裂け目が浮かんでいた。

「こいつぁ…あいつが言ってたデモンの巣か?」

「うーん、半分正解かな」

ラッキーの呟きに応えるように、あいつことローブの少年が現れた。

 

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「やぁ、久しぶり。元気にやってるみたいでちょっと安心したよ」

「おかげさんでな。で…」

「そう、これがデモンサークル。空間の裂け目のようなもので…この先はデモン空間に通じている。これ自体はゲートみたいなものだね」

そのデモン空間が、デモンの巣といえる場所なのだ。

「この先は、街とも禁域とも異なる空間が広がっている。そしてその奥で、デモンが真の姿でお出迎えってわけさ」

ごくり、とペガサスが息を呑む。

「さて、早速入ってみるかい?」

少年の問いかけに、ラッキーは少し逡巡し…「やめとく」と返した。

「おや意外。君のことだし問答無用で突っ込んでいくものかと思ったけど」

「おめーがオレの何知ってんだよ。ついさっきライブラにボコられて死にかけたばっかなんでな。少しでも戦力差を埋めときてえんだよ」

「ふむ…慎重派なんだねぇ。ま、いいさ」

曰く、デモン空間は自由に出入りできるらしい。中には特別な魔物もいるので、腕試しに入るのもいいかもしれない。

「それでも不安なら、別の禁域で他のデモンを仲間にしてから挑むのも手だね。まぁ、いずれにせよ最初の一体は君たち二人で戦わなければならないから、よく考えるといいよ」

「おう、助言サンキュー」

「そうそう。一度制圧したサークルは何度でも使えるから、特訓や装備の確保に役立てるといいよ」

そう言って、少年は立ち去った。

 

   −つづく−

 


とりあえずレベルアップに勤しみましょうということで。他の禁域も行けるけど、ちょい様子見かな?

ペガサスがディボーション覚えるまで(Lv12)くらい…とも思うけど、今二人パーティーだし手数減らせんわねw

 

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