諸般の事情で買い逃し、いまのいままで見つけることの出来なかった「ギャラクシーエンジェル・エターナルラヴァース」をようやくゲット。
…でも、同時に買ったメモそれagainを先にやってるのでまだ起動すらしてない…
とりあえず、雅可愛いよ雅(お約束
----------------------------------------------
獣拳戦隊ゲキレンジャー・番外版
“バッビューン! 脅威のバッタ男” シーン1
今日も今日とて、スクラッチではジャン、レツ、ランの3人が修業に明け暮れていた。
「にゃーっ!」
奇声を上げてゲキヌンチャクを振り回すゲキ。その後ろではメレの動きをトレースさせたロボタフを相手に、レツとランが組み手をしている。
「頑張ってますね、みんな」
手にした巨大肉まんを頬張りながら、姉弟子に当たる美希が笑顔で彼らを見守る。
「うむっ。高みを目指し、学び、変わる、ぢゃよ♪」
チーン、とトライアングルを鳴らして、マスター・シャーフーが満足げに頷いた。
rrrr…
「あら?」
と、社内からの内線が鳴る。美希は残りの肉まんを飲み込むと、受話器をとった。
「はい、真咲ですが…え? 受付に怪しい男が来てる? 私に会わせろって? …分かったわ、すぐ行きます」
受話器を置いて、美希は地上へと向かった。
* * *
「…どうしたの一体?」
そう聞いた彼女の視界に、数人のガードマンに取り押さえられてもがく青年の姿が映った。
「それが、自分はスクラッチの人間だって言い張って…」
「でも、社員証を持ってなかったものですから…」
受付嬢が青年の様子を窺いながら美希に伝える。
「わかったわ。ここは私に任せて」
美希の強さはスクラッチ社内でも周知の事実らしく、ガードマンも頷き、青年の拘束を解いた。
「さぁ、ウチの社員を騙るのはどこの誰かしら…?」
「騙ってないっスよ。オレはホントにスクラッチの…って、美希姐さん!」
「えっ!?」
青年が自分の名を知っていたことに驚き、美希は彼の顔をしげしげと眺める。…と、その顔が見知ったものと一致した。
「ああ! リュウ!?」
名を呼ばれた青年は、ようやくと言った感じのため息を漏らした。
-つづく-
----------------------------------------------
続いたっていいじゃない。