翌日から、俺たちは隊の強化を優先すべく、魔物との戦いを続けている。 時折、突出しすぎたキリクやイヅナがぶっ倒れることはあったが、そこは女王の加護で復活するのでなんとかなっている。 むろん、その時はオレのお説教コースが待ち受けているわけで。 ……
「…起きてる?」 2日目の塔攻略を切り上げたその夜。武器のメンテナンスをしているオレに声をかけてきたのはナナシだった。 「まだ起きてたのか。早く寝ないと明日に響くぞ」 「…わたし、眠れないの。アンデッドだからだと思う」 他の不死族に知り合いがいな…
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