炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

岡山のプレイ人口、多いんだか少ねーんだか

・プレイ内容復習。
teardorp…ランクD/活動3週(通算15週)/季節イベント2クリア 
C@NDY☆…ランクD/活動12週(通算24週)/季節イベント2クリア

…いやぁ、16日までのリミットだったからちょっとアセったけど、なんとかセーフだw
あずささんのはそれこそ3週目で出てきたからなw
伊織は12週(そのうちオーディション3回受けた)もかかっちまったよw
ヘタしてランクアップしないように気を遣うくらいに。
…ってそれじゃ本末転倒だろうが。



 ―――アイドルたちが仕事を追えて家路についても、僕たちの仕事はまだ終わりじゃない。
 次の仕事の準備や、書類の整理やら。大きな事務所じゃないので、やることは文字通り山のようにあるというわけだ。
「…ふぅ、この分じゃ、今日も徹夜かな…」
 冷蔵庫から栄養ドリンクを引っ張り出して一口。仕事が増えるのは、アイドルたちの人気が上がってるってコトで、喜ぶべきことなんだけど…それに比例して僕の苦労も増えてきているような(汗
 まぁ、伊織は初めて会ったときほどわがままっぷりを示さなくなってきたし、あずささんも、ともすれば僕に頼ろうとしていたのを、自分でやろうと頑張ってくれているみたいだし。いい傾向だ。
「ま、だからって僕の仕事が減るわけじゃないんだけどさ」
 誰ともなしに呟く。…まぁ、今事務所には誰もいないはずなんだけど。
「…おーお、がんばってるね、若人よ」
「うおっ!?」
 不意に背後から声がして振り返ると、同期のさいがPがニヤついた顔で立っていた。
「頑張るのもいーが、根詰めすぎると身体壊すぜ。ホレ、こいつで気分転換でも」
 さいが君がタバコを差し出すのを、僕は手のひらを向けて制した。
「そーいや、タバコ嫌いだっけか」
「というか、それ吸ってる方が身体壊すと思うぞ。それに女の子と接してるんだ。やめたらどうだ?」
「少なくとも、仕事中は吸わないけど?」
「そりゃ当たり前だろ。つーか吸うな」
 やれやれ…とぼやきつつ冷蔵庫から今度はオレンジジュースを引っ張り出す。
「オレンジジュースねぇ…アレか、伊織ちゃんの影響か?」
 僕は答えず、業務日誌をもくもくと綴る。
「プロデューサーたるもの、常に彼女達に近いところにいなきゃね」
「なるほどな。それがお前さんのプロデューススタイルってことか」
「基本だって」
 溜息交じりに呟く。日誌を終わらせ、PCの電源を落とすと、僕は改めてさいが君に向き直る。
「つか、僕の心配してる場合じゃないだろ? 君のコたちはどーなのさ。最近、ランクアップしたばっかりじゃなかったっけ?」
「おう。まーな。まだまだこれからって奴だ」
 あっけらかんと言ってのける。
「じゃ、もっと気合入れなよ。僕らには無限に時間があるってワケじゃないんだから」
 プロデュースにはランクに応じたタイムリミットがある。期間内にアイドルを次のランクに上げないと、そのコ(たち)のプロデュースはそこで終わってしまう。
 前回、僕は自分の力至らず、一人のプロデュースを終わらせてしまった。あの苦渋は、できれば二度と味わいたくない。
「わーってるよ。俺だって始めてのユニットプロデュースだからイマイチ勝手掴みきれてないっつーかな」
「それは解るけどさ…」
「俺には俺の、お前にはお前のスタイルがある。互いに口出しは無用ってもんだ」
 強引な口調で締め、もうこの話題は終わりとばかりに踵を反す。
「じゃ、俺は先に帰るぜ」
「あぁ」
「頑張ろうぜ、お互いにな」
 そう、手をひらひらと振って、さいが君は事務所を後にした。

…続く?