「ただいまー」
玄関の扉を開けたと同時に、ぱっと靴を脱ぎ捨てて飛び込む。一息に自分の部屋に駆け込んで、ぱたん、とドアを閉める。
「………っふぅ」
閉じたドアに背を預けて、ずるずると座り込む。
「…言っちゃった」
そう、言っちゃった。
告白……しちゃった。
好き…って。
それで、アイツは…受け入れてくれた。
「……ふふ」
顔がにやけてしまう。鏡を見たら、きっと私、しまりのない顔してる。
告白したときの、アイツの顔を思い出す。
ちょっとだけびっくりしてて、すぐにいつもの優しい、ちょっと頼りなげな笑顔で。
胸が、きゅんとなる。
あったかく、なる。
あったかく、なる。
ああ……リンコ、本当にアイツに夢中なんだ。
そんなの、フィクションの中だけのことだって思ってたのに。
LOVE PLUS
EPISODE:RINKO-イヤホン越しの鼓動-
EPISODE:RINKO-イヤホン越しの鼓動-
―――そういえば、いつからアイツのこと、好きになったんだっけ。
初めて会ったときは、なにコイツとか思ったけど。
年上の癖に頼りなくて、そのくせおせっかい焼きで。
年上の癖に頼りなくて、そのくせおせっかい焼きで。
…でも、気がついたら目で追ってて、探してて。
いつのまにか隣にいることが当たり前で、いないとちょっと寂しくて。
……あー、思い出したら顔が熱くなってきたよ、もう……
知ってる?
あんたが背中押してくれたから、今の私がいるってこと。
知ってる?
そんなあんただから、好きになったこと。
「―――」
あいつの名前を、声に出してみる。
カノジョになって、呼ぶようにした、下の名前。
響きがちょっとかっこよくて、心地いい。
もう一度、もう一度と口にする。胸がどきどきして、心音が、耳につけたイヤホンを通して聞こえてくるみたい。
手にしていたケータイを開いて、メール画面を呼び出す。
高ぶってくる想いを、文字に託して…なんて、リンコの柄じゃないけど。
でも、なにか、アイツに伝えたくて。
…あ、そういえば。ケータイ番号も交換したんだっけ。
これからは、いつでも声、聞けるんだ。
なんか…いいな。
まだ、どーいうのがカノジョで、どーいうのがカレシなのかよくわかんないけど。
それは、少しずつ、お互いに分かり合っていけば…いいよね。
さしあたって、今度の週末のデートとかででも。手のつなぎ方とか、腕の組み方とか。
「よろしくね、リンコのカレシさん」
そう呟いて、送信ボタンを押す。
ドキドキが、甘く跳ねた。
-fin-
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そんなわけでラブプラスSS。
さすがに発売から一週間たてば、早速、という言葉は使いづらいなw
リンコは俺の彼女。異論はあんまり認めない。
さてさてさて。
今回のシチュは、告白後、帰宅した凛子の心情などを。
主人公と家の前で別れてすぐ、彼女の胸に去来するものは…てな感じで。
今回のシチュは、告白後、帰宅した凛子の心情などを。
主人公と家の前で別れてすぐ、彼女の胸に去来するものは…てな感じで。
ってか、よくよく考えたらこれってSSっつーよりモノローグじゃね?
こまけえこたあきにすんな!(殴
ただいま、まったりカレシカノジョ中。
デートしたりいっしょに図書委員したり。じゃんけんしたり仕事前に起こしてもらったり。
デートしたりいっしょに図書委員したり。じゃんけんしたり仕事前に起こしてもらったり。
なんだこのかわいい生き物は…っ(爆
まあそんな感じで。