炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

2009-10-06から1日間の記事一覧

Chapter:1/Scene:6

「―――なに、これ?」 力を貸して欲しい、そう言った通之介が指差した先をまひるが見ると、目の前で分厚いハードカバーの本がぷかぷかと浮いていた。 表紙に何かタイトルのようなものが刻まれていたが、見たこともない文字で描かれたそれは、まひるのは読めよ…