ごう、ごうと途切れなく風が地中を吹き抜ける。その音を少々不快に感じたパチュリーは、手元の操作盤を操り、風の音を絞る。完全にカットしないのは、周囲の状況の変化を聞き取るためだ。 時折降ってくる巨大な岩塊や妖精の襲撃をかいくぐりながら、画面の向…
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