炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

2011-06-22から1日間の記事一覧

遊星からのZ/風無き都(まち)・プロローグ

―――突然、崩れ落ちるような感覚を憶えて、左翔太郎は目を覚ました。 未だぼんやりする意識の中、左手が妙に痺れているのがわかった。同時に自分のいる場所が、探偵事務所の自分のデスクだと気づく。どうやら頬杖をついたまま居眠りをしていたらしい。 「いけ…