炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

掌編書庫

【掌編小説】あなたに、ハッピーバースデイ

「むー…」 花屋のど真ん中に突っ立って、オレこと、赤津光流(あかつ・ひかる)は困り果てていた。 明後日に誕生日を控えた友人へのプレゼントの購入について、である。 いや、正確には友人兼「想い人」と称したほうが正しいか。 つまり、対象は女性であり、…