炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

2008-01-04から1日間の記事一覧

【掌編小説】てる・みー・ぷりーず

…少年は悩んでいた。 何故か自室で正座までして。 目の前に鎮座するは携帯電話。 先日、想いを寄せるクラスメイトの番号を入手したものの… 電話をかけるタイミングが掴めず、明日へ明日へと引き伸ばした挙句、既に半年が経過しようとしていた。 「…何やって…

【掌編小説】君の声が、僕の傍にありますように(仮題

風に揺れる梢の隙間から、朝陽が漏れる。 木漏れ日が瞼の上から目に注ぎ込み、俺に朝を告げた。 「…ふむぅ」 大きくあくびをし、ぐにぐにと首をひねる。よし、今日もちゃんと体は動く。 ぱしゃぱしゃと小川の水で顔を洗うと、うつろな意識もようやくハッキリ…

【掌編小説】no_title

「ひゃく…ひゃっく」 無人の図書室に不可解な声がこだまする。 「…ひゃっく…うぅ~」 受付席についた少女から、それは発せられていた。 「ひゃくっ」 …しゃっくりだ。 (いつになったら止まるのよ、これ…) 試せることは出来るだけ試してみた。 水を飲んだり…

【掌編小説】あなたに、ハッピーバースデイ

「むー…」 花屋のど真ん中に突っ立って、オレこと、赤津光流(あかつ・ひかる)は困り果てていた。 明後日に誕生日を控えた友人へのプレゼントの購入について、である。 いや、正確には友人兼「想い人」と称したほうが正しいか。 つまり、対象は女性であり、…

あらためて仕事始め

や、正確には1日に仕事始めだったんですがね。 こう、2日3日休みだとそう感じるw しかし休み多いなメーカーは。 こっち(小売)が必死ぶっこいてんだからちっとは自重しろと小一時間(ry メジャーどころはともかく、ドマイナーなメーカーが平気で6日…