今は昔、失われたゲキワザのひとつに、“装装鎧”なるものがある。
その概要は、ワザを極め“華麗なる戦いの女神”と称された七拳聖のひとりですら正確に捉え切れていないいにしえのものであり、僅かに、激気を鎧のように「纏う」ということのみが伝わっている程度である。
それを、科学を用いて現代に蘇らせようとしたのがスクラッチであり、その技術の粋を結集して造り上げられた、ゲキチェンジャーである。
リュウの叫びと共に作動したゲキチェンジャーは、まず次元圧縮で内蔵されたスーツをナノマシン状で射出する。
極小サイズのパーツが、迸る激気と結びつき、無色だったそれに彩を与え、リュウの身体に定着していく。
スーツもチェンジャーと同じく、プロトタイプであるため、ジャンたちが使用するそれにくらべ、若干強度に劣る。
それを補うため、美希の手により各所に追加装甲が加えられ、スーツを覆った。
スーツを構成する激気が、装着者の身体能力を上げ、蓄積されていたダメージを和らげる。
激獣拳士が、本来もつポテンシャルを最大限以上に引き出す、必勝のスタイル。
それが、ゲキスーツであり、ゲキレンジャーだ。
最後に頭部を守るヘルメットが構成され、リュウの身体を完全に覆った。
リュウが用いる激獣グラスホッパー拳の象徴、ショウリョウバッタを模した、その拳士の名は…
「邪を惑わす幻想の麗技…アルカイック・テクニック! ゲキジャンパー!!!」
-つづく-
-----------------------------------------------
変身プロセスが明確に語られていない作品は、結構こーやって妄想するのが大好きですw
なのでデカレンは細かく書かれすぎててちょっと残念でした(ぉ
ゲキホッパーのデザインモチーフは、前述の通り仮面ライダーキックホッパー。
つか、ほぼまんまです(滝汗
http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=homurabe
↑web拍手なのっ、だぁー!