「バーミッション・トゥ・シフト……マニューバッ!」
ガンウィンガーのメインパイロット、アイハラ・リュウが、雄叫びとともにレバーを引く。1分間の制約の元、オーバーテクノロジーを流用した超絶科学・メテオールの恩恵が機体にもたらされ、金色に輝くマニューバーモードへと変形する。
「いくぜぇ……スペシウム弾頭弾、ファイア!!!」
怪獣…否、超獣<ボガールジェネ>の攻撃を、超高速機動でかいくぐりながら、超物質スペシウムを満載したミサイルを叩き込む。
「…やったか?」
もうもうと立ち込める爆煙。やがてそれが消えると、ボガールジェネの巨体が現れ…
「ちっ…無傷かよ!」
ウルトラマンが放つ光線と同じ物質を用いているとはいえ、その純度からその威力は3発をもってようやく匹敵するレベルである。とはいえ、過去にも怪獣相手に有効打になりえたものだ。
「厄介だな…」
「解析完了。……リュウさん、どうやらあの超獣、さっきのスペシウム弾頭弾のエネルギーを吸収していたみたいです」
後部座席に座る僚友、クゼ・テッペイが解析結果を報告する。
「な、なにぃ!?」
『おいおいアミーゴ、それってまるで…』
『ええ、まるで……ベムスターの…』
「解析完了。……リュウさん、どうやらあの超獣、さっきのスペシウム弾頭弾のエネルギーを吸収していたみたいです」
後部座席に座る僚友、クゼ・テッペイが解析結果を報告する。
「な、なにぃ!?」
『おいおいアミーゴ、それってまるで…』
『ええ、まるで……ベムスターの…』
ガンウィンガーと対を成すガイズマシン・ガンローダーに乗るイカルガ・ジョージと、カザマ・マリナが驚愕に目を見開く。
かつて対峙した巨大怪鳥の特殊能力を思い出し、実際に“食われ”かけた経験もあるマリナが知らずその身を震わせた。
かつて対峙した巨大怪鳥の特殊能力を思い出し、実際に“食われ”かけた経験もあるマリナが知らずその身を震わせた。
「…僕が行きます!」
後方支援に回っていたガンブースターに乗るミライが叫び、メビウスブレスを発現させる。
「メビウーーーーースッ!」
ガンブースターから光が迸り、銀色の巨人…ウルトラマンメビウスが大地に立つ。
「よし、ジョージ! ミライを援護するぞ!」
『GIG!』
『GIG!』
「……それにしても」
「ん?」
ふと呟くテッペイの声に、リュウが反応する。
「あの時、ディメンジョン・ディゾルバーで異次元空間をつなぐ扉は完全に封じたはず……なのに、なぜまた空が割れて、超獣が出現したんだろう…?」
「…確かにな。だが、今は目の前の超獣を倒すことが先決だ。考え事は後にしとけ!」
「ん?」
ふと呟くテッペイの声に、リュウが反応する。
「あの時、ディメンジョン・ディゾルバーで異次元空間をつなぐ扉は完全に封じたはず……なのに、なぜまた空が割れて、超獣が出現したんだろう…?」
「…確かにな。だが、今は目の前の超獣を倒すことが先決だ。考え事は後にしとけ!」
操縦桿を握りなおし、超獣をにらみつけるリュウ。
一方、メビウスはメビュームブレードを振るい、超獣に立ち向かっていた。
と、思考の隙を突き、ボガールジェネが背中の期間を広げ、無数の触手をメビウスに対し伸ばす。
(しまった!?)
「ミライっ!」
再びバリアントスマッシャーを放とうとトリガーに指をかけるリュウ。と、そのとき…
「ああっ!」
ボガールジェネの背後で空が割れ、その向こうの赤い空間が、まるで吸い込むようにボガールジェネと、それにつながれたメビウスを引きずり込んだ。
「まずいっ…!」
すぐさまバリアントスマッシャーを発動するリュウであったが、触手の全てを断ち切るにはいたらない。そして……
「ミライ…ミライ――――!!!」
-つづく-
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まるまる1シーン回想に使うとかどんだけw
ちなみに、GUYS組の出番はここだけ…ではない予定です。
予定は未t(略
しかしDASHもGUYSもいいメンバーがそろってたよな…俺的には1、2を争う理想のチームだわw