超獣の出現、そして消失から数日が経過した。
ミライは、記憶が戻ったことと自分の身の上を改めてDASHの面々に語った(自身がウルトラマンであることはカイトの助言もあり、伏せておいた)。
最初は荒唐無稽だと誰も信じなかったが、ミライの真摯な態度と、彼に追随するカイトの説得で疑念を残しながらもとりあえずは納得したようであった。
最初は荒唐無稽だと誰も信じなかったが、ミライの真摯な態度と、彼に追随するカイトの説得で疑念を残しながらもとりあえずは納得したようであった。
「まぁ、そうでもないと説明つかない部分もあるしネ」
とはDASHの知恵袋・ショーンの弁である。
とはDASHの知恵袋・ショーンの弁である。
「…超獣の時空間移動の原理が分かれば、きっとミライくんを元の世界に戻せるヨ。まぁ、できるかどうかは保障できないケドネ」
そういうショーンに、ミライは観劇の笑みを浮かべて「ありがとうございます!」と深々と頭を下げたのだった。
そういうショーンに、ミライは観劇の笑みを浮かべて「ありがとうございます!」と深々と頭を下げたのだった。
・
・
・
・
・
「……とはいえ、その超獣の時空間移動のことを調べるためには、もう一度超獣に出てきてもらわなきゃいけないけどな」
ショーンが閉じこもった工房を出て、展望台で話し合うカイトとミライの姿があった。
聞きなれない単語を聞き返すカイト。
「あ、<超獣>を造り出した異次元人です。ボクより前に地球を訪れたエース兄さんをはじめ、たくさんの仲間と戦い続けてきた、強敵です」
「なるほど……。それじゃ、あの超獣もヤプールが造りだしたものなのか?」
「なるほど……。それじゃ、あの超獣もヤプールが造りだしたものなのか?」
カイトの問いに、ミライは渋い顔をして見せる。
事実、件のボガールジェネが出現するまで、ヤプールはおろか超獣出現の兆候すらなかったのだ。
「ううん……」
一人で考えるにも行き詰まり、カイトは懐のマックススパークに触れる。
「……どう思う、マックス?」
(わたしは、そのヤプールなる異次元人に関してはわからないが……話を聞く限り、幾度となくメビウスや、他のウルトラマンと戦い続けるほどの執念の持ち主だ。いかに移動手段を断たれたとしても、復讐の機を狙うだろうな)
(わたしは、そのヤプールなる異次元人に関してはわからないが……話を聞く限り、幾度となくメビウスや、他のウルトラマンと戦い続けるほどの執念の持ち主だ。いかに移動手段を断たれたとしても、復讐の機を狙うだろうな)
「あのメテオール…あれの原理を応用すれば、次元の扉を再び開くこともできるかもしれないんですが……」
「さっき言ってた、ゲートを閉じたってやつかい?」
「ええ。あの時は…たしかリュウさんがヤプールに取り付かれたときに付着した異次元物質が……あ!」
「さっき言ってた、ゲートを閉じたってやつかい?」
「ええ。あの時は…たしかリュウさんがヤプールに取り付かれたときに付着した異次元物質が……あ!」
何かに気づいたミライが、突然駆け出す。
「どうしたんだ?」
「異次元物質ですよ! 僕自身が、一度異次元を通過してるんです。だったら、僕の体に異次元物質が付着しているかもしれない。そうなら……!」
「異次元物質ですよ! 僕自身が、一度異次元を通過してるんです。だったら、僕の体に異次元物質が付着しているかもしれない。そうなら……!」
「そうか…よし、ショーンのところへ急ごう!」
「はいっ!」
「はいっ!」
ばたばたと、あわただしく二人分の足音が響き渡った。
-つづく-
---------------------------------
マックスでは、メテオールばりのオーバーテクノロジーはそれほど出ていなかったと記憶していますが(それでも2話で出てきたハイパーアンブレラとかそれに準ずるレベルだとは思いますけどw)、それでもショーンならきっと何とかしてくれると思います。糸鋸とトンカチで。
こまったときのしょーんだのみだぜ……(ご都合主義とも言う
さて、はたしてミライの体に異次元物質は残っているのか?(体洗ったら流れてそうだしw)
見つかったとしてショーンにアレが作れるのか……
見つかったとしてショーンにアレが作れるのか……
待て次回!
しかしもうシーン10か……思ってたより長引いてるなァ……