【オリジナル】すいっち・おん!
rrrrr… 開店早々、事務所内の電話がけたたましくベルを鳴らす。机に向かって事務作業中だった青年が手を伸ばし、軽やかな動作で受話器を抜き取る。 「はいっ、電器の【Okey-dokey】、サービス窓口の赤津です。…はい、いつもお世話様です~。どういたし…
「―――伝達事項は以上です。…はい、それじゃ今日もがんばっていきましょう!」 『がんばりましょうっ!!!』 店長の音頭に、店員一同元気に応える。 僕は、んーっと背伸びをして、持ち場へと向かった。 「…さてさて、そんじゃまァ…やりますか!」 入り口の自…