今回よりスタートしたシーン６から１０まで（予定）の第２場。 主人公がバイアラァスを７年も追い続けてきた理由や、そのそもそもに触れたり、黒幕がその姿を露にしたりと、結構忙しい展開。 そんな中、北の管轄に赴くことになった、というストーリー上…そう…

シーン６～帰還、そして～ ―――地上とは隔絶された異空間。そこに設けられた細く長い廊下を、コツ、コツと乾いた足音が進んでいく。 真っ直ぐな視線を進行方向にのみ向け、斬はひとり…正確にはヴィスタと“ふたり”だが…拠点である南の番犬所へと急ぐ。 「…ん？…

ｒｒｒｒｒ… 開店早々、事務所内の電話がけたたましくベルを鳴らす。机に向かって事務作業中だった青年が手を伸ばし、軽やかな動作で受話器を抜き取る。 「はいっ、電器の【Okey-dokey】、サービス窓口の赤津です。…はい、いつもお世話様です～。どういたし…