炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

【二次創作】らき☆すたSS書庫

【陵桜学園】かがみ☆好き。…あんたが、大好き。【桜藤祭】

遠くで…声が聞こえる… 「……さん、…みさんっ」 私…あ…そうだ… 学園祭で…劇やって… それから、星桜の下であいつのこと待ってて… 「かがみさんってば!」 ―――えっ!? 「…あ…れ…?」 私…寝てた…? 気が付くと、目の前にあいつの顔。 …って、近い近い! 「ご、ご…

【掌編】かぞくに☆なろうよ【みさお】

「改めて…仲いいよね、ふたりってさ」 みさと付き合い出してから、こなたさんたちと同じくらいに、峰岸さんとも話す機会が増えた。 たまに彼女だけと話すことがあって、そーいうときは、話題は必然的にみさのことになる。 言葉の端々に、みさのことを凄く想…

【陵桜学園】ゆたか☆お兄ちゃん、大好き♡【桜藤祭】

星桜に着く。 どうやら、待ち人は未だ来たらずってやつのようだ。 「…まだ、か…」 呟きながら、ゆっくりと後ずさる。 そのまま星桜にもたれるつもりで… どんっ 「きゃっ」 ―――えっ? 背後で軽い衝撃とともに小さな悲鳴。振り返るとそこには… 「っ危ない!」 …

【掌編】だんしんぐ☆ほりでー【みさお】

みさとの週末デートも、もう生活の一部になりつつあった。 最初はお互い照れくさかったけど、今じゃ親友以上っていうかさ。 そりゃ、学生の身分でいける範囲なんてたかが知れてる。 それでも、俺たちは。 一緒に遊んでる。その事実だけで、とても楽しくて…と…

【陵桜学園】つかさ☆ずっと、ずっと好き【桜藤祭】

俺の携帯がメールの着信を告げたのは、星桜へ向かおうとしている最中の事だった。 【件名:どこかなあ?】 【わたしは、もう星桜のとこにいるよ??】 つかささんからだ。 随分出遅れてしまったらしい。 返信をしようと思って…やめた。 「…ちょっとびっくり…

【SS】みなみ☆……………好き、です。【らき☆すた~陵桜学園 桜藤祭】

「…先輩」 声をかけられ、振り返る。 視界に飛び込むのは、一番逢いたかった子の姿。 「やぁ、岩崎さん」 待ってたよ…の言葉を飲み込む。 岩崎さんも、その思いはきっと同じだろうから。 「…いつだったか」 ふと、岩崎さんが呟くように言の葉を紡ぐ。 「私た…

【掌編】みさお☆SHI・A・WA・SE【桜藤祭】

「んぁ~むっ♪」 女の子にあるまじき大口をあけて、みさお…俺は“みさ”と呼んでいる…弁当のミートボールを放り込む。 まぁ、彼女の場合、それが魅力でもあるのだけれど。 「~♪」 もきゅもきゅと満面の笑顔で頬張る様を見ていると、思わず笑みがこぼれてしま…

【陵桜学園】みゆき☆大好き…です【桜藤祭】

星桜へと向かう俺の足が、ふと止まる。 視界の端に、待ち人の姿。 「…これから、ですか?」 少し前に、俺を見つけていたらしい。 彼女の方が、先に声をかけてきた。 「…うん」 待ち合わせの場所の、ちょっと手前で鉢合わせ。 …なんというか、微妙だな。 「と…

【陵桜学園】パティ☆I ♡ U【桜藤祭】

星桜の下、佇む少女を見つける。 どうやら、出遅れたらしい。 ぼんやりと星桜を見上げる彼女の背中からは、その表情はうかがい知れない。 でも、何を想っているかは解る…なんて、ちょっと自惚れだろうか。 「…パティさん」 かける声に、少女が振り向く。ちょ…

【陵桜学園】みさお☆愛してるぜ!【桜藤祭】

―――いた。 劇が終わって、大急ぎで着替えて。 私は急ぐ。 星桜の下へ。 それが、あいつと交わした“約束”だから。 「…よっ」 ぼんやりと空を見上げてるあいつに声をかける。 「…よかった。憶えててくれたんだ」 振り返って、にっこりと笑う。 その笑顔に、妙…

【陵桜学園】プロローグ~時の狭間で誓う~【桜藤祭】

遠くで、花火の音が聞こえる… それと同時に、さっきまで胸元にあった暖かさが遠ざかっていく。 ―――ああ、“また”なのか。 もう何度目になるだろう。 幾度となく、繰り返した数日間。 俺が陵桜学園に転校して、学園祭にいたるまでの数日間。 様々な事件に巻き…

【掌編】 無 題 【らき☆すた~陵桜学園・桜藤祭より】

柔らかな光が差し込む室内に、紙の上を走るペンの音だけが響く。 俺の傍らには、最近恋人になった、ひよりの姿。 「~~♪」 見ているこっちまでニヤけてしまいそうなくらいの上機嫌むーどで、さらさらと執筆を続けている。 「…ねぇひより?」 「なにッすか?…