社内でパートのオバチャンがクレームくらったということで「感動接客」云々の教育ビデオを見るハメになる。
…なんでそんなことのために90分も拘束されにゃならんのだ。
ざっと観て思う。
…これ、思いやられる側の人間性あってのものだよなァ。
ホスピタリティだかなんだか。
俺は家電修理・サービスの任を主に請け負ってる以上、関わるお客様の大半がクレーム客と言っても過言ではない。
ハナっからけんか腰の相手に対するサービスと、それ以外の相手にするサービスって違わね?
…まぁ、根本のホントにネッコは繋がってるだろうケドさ。
……いや、スマンね。
どうにも斜に構えたり、ナナメった視線からモノゴトを視ちまうクセがついてきてさ。
無理難題ふっかけるスカポンタン相手にしてると、軽く人間不信にだってなるさ。
単なるマニュアル接客に囚われないのがサービスとは言うが、じゃあマニュアル以上のことをやったとして、その後それを理由にさらなるサービスを強要される可能性だってあるんだぜ?
人を信じなきゃいけないってのは解るけどさ。
信じられないようなバカ客もいるんだよ。
モンスターペアレントだかペイシェントだかがいい例だ。
サービスすなわち慈善事業じゃない。
「心の交流業」なんつー言葉はいいけどね。
はたして、その心を受け取る側の人間に「思いやり」という要素がある、と言い切れるのか……
奇麗事が一番いいこと。
「仮面ライダークウガ」劇中でオダジョー演じる五代雄介は言ってました。
…本当にそんな世の中、できるのかな……
や、俺たちが、しないといけないんだけどね。