【注意!】
本エピソードには、「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット」「ゼロの秘宝」「藍の円盤」に関するネタバレが含まれています。
ゲームをまだ始めていない人で、これから楽しもうと思ってる方は閲覧をご遠慮いただくことをお勧めします。
問題ない方は、そのままどうぞお進みくださいませ。
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残る四天王はあと二人。コーストエリアのタロ先輩のところへ挑みに行くと、彼女から謝られた。
「ブルベリーグ参加のこと、反対しちゃってごめんなさい」
「気にしなくていいですよ。前例がないってのもそうですし、なにより部外者なのは本当ですし」
「いえ、その…校則的なイレギュラーっていうのもそうなんですが…あなたをリーグ部のゴタゴタに巻き込みたくなかったんです」
実際、今はスグリの影響でかなり空気が悪そうなのは端々で感じてはいる。でも、スグリがいるならカキツバタ先輩のことがなくてもどうにかブルベリーグにしようとしてたかもしれないし…
「…そうなんですか?意外とバトル大好きさんなんですね?じゃあ、始まってしまったものは仕方ないってのもありますし、とことん楽しんでください!」
…ネモのバトル好きが移ったのかもしれない。
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タロ先輩からの課題は、クイズ勝負。ポケモンを題材にしたクイズに答えていくシンプルなものだ。これなら…と図鑑で得た知識を基に答えていく。
「最後の問題!わたしは、このグランブルちゃんのどこをおなかにして寝てるでしょうか!?」
「いやそれクイズなの!?」
ともあれクイズもクリアし、いよいよ本戦へと取り掛かる。可愛いもの好きの彼女はフェアリータイプが中心だ。フェアリータイプ使いといえば元スター団のオルティガくんを思い出すけれど、当然ながらその実力差は歴然だ。
「わかっていただけました?かわいいが最強ってこと!」
「そりゃあもう」
手持ちが半分近く倒されながらもどうにか勝ちをつかみ取れた。また戦ってほしいとは言われたけれど…しばらくはいいかな…今度はネモを呼んでこよう。
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最後の挑戦となったカキツバタ先輩…スグリが台頭するまでは彼がブルベリーグのチャンピオンだったという。ドラゴン使いというのは事前に聞いていたけれど、いったいどんなドラゴンを繰り出してくるのか…
「気にしてくれるのはありがてえがな、まずはジムチャレンジこなしてからにしてくんえかな?」
「あ、ごめんなさい…」
というわけでジムチャレンジは、彼の拠点たるポーラスクエアにいる学生トレーナーとのバトルなのだけれど、その条件がかなり限定的だ。
「ひとーつ!テラリウムドームで捕まえた野生のポケモンであること!
ふたーつ!自分で捕まえたポケモンであること!」
この場合、テラリウムドーム内に出現した結晶体…結晶の洞窟でゲットしたポケモンもダメらしい。厳密にはテラリウムドーム内ではないかららしい。ともかく、ここまでの道中で図鑑登録がてら捕まえてきたポケモンたちで即席のチームを組んで、3人のトレーナーに挑む。事前に手持ちのタイプのヒントをくれたおかげで、危なげなくクリアだ。
「さあて、いよいよお次はオイラとの勝負だなキョーダイ」
手持ちを元に戻して、いざバトルコート越しに対峙する。
「ブルベリーグ…キョーダイにゃ勝ってもらわねえと困る。困る…ヒジョーに困る…」
カキツバタ先輩にもリーグ部やスグリに対して思うところがたくさんあるのだろう。それはそれとして手は抜かないと笑うあたり、さすが四天王で元チャンピオンだ。
「わかってます。本気のあなたと戦って勝てなかったら…ぼくはきっと、スグリに合わせる顔がない!」
「ははっ、そう堅苦しくなりなさんな!楽しくやろうぜ…キョーダイ!」
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「…煌めく竜の息吹をまとえ!マスラオ…"ドラゴンクロー"!」
「ブリジュラス、むちゃくちゃにぶっ放しなぁ!”エレクトロビーム”!」
テラスタルの輝きを帯びた爪の一撃が、雷撃を裂き、鋼鉄の巨体を引き裂いた。
「…そうこなくっちゃねぃ」
倒れ伏した相棒をボールに戻し、カキツバタ先輩がからっと笑う。
「オイラに勝ったからにゃあ、正式入部決定だ!部長じゃあねーが四天王権限!スグリにも文句は言わせねえよぃ!」
名簿に載せる写真だ!と笑いながら、ぼくと自撮りを撮るのだった。
-つづく-
だいぶ端折りましたが、どうにか四天王戦クリアであります。基本的にはこの後編DLC初出組が中心になってるので、知ってるポケモンについてはある程度対処もできたんですが、第5世代以降はどうしようもねえ…💧(ただの不勉強
さて、いよいよ最後に待つは最強のライバル。正直ここまでの流れで手持ちが想像つかない…最悪前編とはガラっと変えてきてる可能性だってあるんよね…カミッチュはワンチャン残ってる可能性あるけど。
オーガポンかオオタチで引導を渡してやりたいもんですが…はてさて。