炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

【#DGEX】61日目III:VSルナ!玉座を狙ったデモンの末路【リプレイ風】

ソルの眼差しを背負ったルナと対峙する。相手がどんなに強大でも、やることはいつだって同じだ。

「我が主に天使の加護を!悪しき魔法は、すべて抑えて見せましょう!」

頼んだよウラヌス。クロノス、不可視の鉄壁を僕たちに!アイアンシェル!

「全力で…守る!」

さぁ、まずはいつも通り、取り巻きから片付ける。クリス、クレア…準備はいいかい?

『いつでもどうぞ、お父様』

僕と双子で、左右から斬り込みを仕掛ける。流石に硬い…っ!

「さぁて、後衛組はお膳立てと洒落込もうか。我が魔力よ、敵なるものに足枷を…マジックブレイク!」

「了解ですっ。祈りの光よ、守りの要となれ!フォースガード!」

ノアルとビアンカの魔法が、戦場を彩った。

 

「舐めんじゃないよッ!」

ルナの攻撃が、こちらに嵐の如く降り注ぐ。

「くっ…何故だ何故当たらない…ッ」

「そりゃあ、守ってますもの」

イーシルの御鏡を構えたマイコが事もなげに答える。幻影を生み出す盾は、彼女の術を至高の領域にまで高めているようだった。

 

相手に付け入る隙を取らせるな!オープンデモン…来い!マルスッ!!

「はっは!アタシに出番をくれるとは有難いね!そらぁっ!」

チェーンソーを振り回し、ソルシードを片っ端から蹴散らしていく。さすが竜人

「今度は前衛にお膳立てだ!魔力よ、刃となれ!デバインウエポン!」

「祈りよ、鎧と化せ!デバインアーマー!」

ノアルとビアンカの黒白コンビが、僕と双子に力を与えた。

 

ようっしマルス、出し惜しみなしで行くよ!デモンレイジ!

 

「鏖殺しだぁぁぁぁっ!」

…ちょっと物騒!

『神器システム…ラーニング完了。ホーリーチャージ、アクティブ!』

マルスが討ち漏らしていたソルシードを、双子の突撃が砕いた。あとはルナだけだ!

「どりゃあっ!」

聖剣の力を帯びた、マルスの炎の剣がルナを斬る!しかし、ルナが咄嗟に呼び出した魔法陣に阻まれた。

「っンなくそぉっ!」

 

うん、みんな体があったまってきたみたいだ。もっといけるぞ!

「まかせろぃ!今度こそオッ!」

マルスの攻撃が届き、ルナの体が焦げ付く。

「そんじゃ、お膳立ても終わらせたし…そろそろ俺様の虎の子を使おうじゃねえか」

ノアルが空中に魔法陣を描き、仕込んだ薬剤をぶち撒ける。生み出された小さな欠片は、真っ直ぐにルナへと飛び…

「ぶっ飛びやがれ!オメガインパクト!」

強烈な爆発が空気を震わせた。

『鷹の目による戦況確認…敵デモンの体力低下!』

『お父様、とどめを!』

わかった…聖剣デモンスレインよ、僕に力を!

 

振り上げた一撃はルナを貫き、その背後のソルの眼をも穿つ。

確かな手応えと共に、切っ先の向こうで、ソルの力が砕けていくのを感じた。

 

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ルナの体が光と共に消滅していく。

「勝った…!」

ぐっと拳を握るフラン。いや、待って!、まだ終わってない気がする…!

「!?隊長さん、上!」

ビアンカが指差す先で、太陽の光が消えていく。これは…月の影!?

「暗黒の…太陽…!」

ノアルが愕然とつぶやいた。

 

   ──地を這うものらよ。

 

ぞわり。

体の内側から、神経に直接触れるかのような声が響く。

 

   ──貴様らの手は、決して天にはとどかぬ。

 

気がつくと、黒い太陽を背に、巨大な…とてつもなく巨大な土塊の人影が聳え立っていた。

 

   ──地を這うものらよ…常の如く我を称えよ。常の如く歓喜せよ。

 

こいつが…闇の大天使・ソル…!?

 


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   ──我は地上を照らす最後の光…

 

ついに現れたのか…なら!

 

   ──そしてすべてを闇と化す、週末の光ぞ。

 

大天使ソル!お前を倒す!それが僕の…デモンゲイザーの使命だ!!!

 

 

 

   −つづく−


 

というわけで5ターンクリア。

マイコのAGIを全力で上げた結果、全ターンで敵の攻撃ほぼ全回避。ほとんど無傷の勝利でしたw

…レベルの上げすぎも考えものですなw

さて、やはりというかルナ戦は前座。ここからが本当のラストバトルだ!