炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

【#DGEX】52日目:さらなる魔境へ【リプレイ風】

昨日は色々なことがありすぎて、そのまま竜姫亭に戻ることにした。

管理人室を訪ねても、フランは多くを語ろうとはしなかったが…

 

「近いうちに、かならずあなたたちには本当のことを話すから…」

 

そう必死な表情で言われては、何も言う事はできなかった。

 

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改めて時計台にミスリル電光石を仕掛ける。

大きな音がして、歯車が動き出すのを感じた。これで動かせなかった昇降機も使えるはずだ。

「シャーク教団さんたちの無念、無駄にしない様にしましょう…」

ビアンカが電光石…司祭の魂に祈りを捧げた。

 

時計塔を降り、再び昇降区へ。

昇降機で行ける先は、地下3階と、地上3階、それと4階か。

「どこから行くの?」

そうだな…まず上を目指してみようか。

 

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地上3階。“春の王宮”なるエリアへ足を踏み入れる。

『お父様、新たなデモンの気配を察知しました』

うん。フランから討伐を頼まれてるデモンはあと2体。天使のデモンと悪魔のデモンだっけ。

『この辺りは光のエレメントの力を強く感じます。おそらくは前者かと』

双子曰く、サークルは7カ所。まずは地道に潰して行こう。

 

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「我が名はウラヌス。主の園を汚した者に神罰を下します。覚悟なさい…!」

っと、今回は結構早いタイミングで出てきたな…!

「神に刃を向けること、愚かしいことだと理解しなさい!」

翼を広げた、まさしく天使の様ないでたちのデモンが、等々と語りながら矢継ぎ早に攻撃を仕掛けてくる。

「っは、あいにくこちとら無神論者でな!」

「あ、それは聞き捨てならない発言ですよノアルさん!」

魔法を放ちながらなんとも緊張感のない会話である。

「罪を悔い改めるのであれば、主は汝を許してくださいますでしょう…さぁ、懺悔なさい!」

その主っていうのは、ソルのことでしょ?仮にも裏切り者とされてる僕を、そうそう許すとは思えない…ねっ!

「くっ…愚かな。その選択、後悔するがいい…」

古のマトックの一撃が、デモンの武器を砕く。

「ですが断言しましょう。あなた方は、この先へ進むことは絶対にできません!」

捨て台詞を残して、ウラヌスは姿を消すのだった。

 

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その後も、見つけたサークルを潰しつつ、城内を回っていく。

「さて、サークルの数も半分くらいか。もう少し攻めておきたいな…うぉっ!?」

といいつつ歩くノアルが、突然吹っ飛んだ。

「な…なんだぁ?」

 



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通路の先で、ゆらゆらと揺らめく盾の様な幻影が浮かびあがっている。ノアルを弾き飛ばしたのはこれのようだ。

「ふん…こんな壁、俺様の魔法で…」

と呪文を連発するが、吸収とも反射とも異なる挙動で、魔法攻撃は一切寄せ付けない。

『魔法でダメなら…』

『直接攻撃ならば!』

クリスとクレアが突撃して、武器を振り下ろす。しかしそれも光に阻まれ、今度は双子も吹っ飛ばされた。

「さっきのデモンが言ってたのはこういうことか…どうするのリーダー?」

仕方ない、別のルートを進んでみよう。

『一つ上の階に、デモン・ウラヌスと近しいサークル反応を検知しました。まずはそちらへ』

双子の提案にうなづいて、僕たちは昇降機へと戻った。

 

   −つづく−

 


盾については、念話機からの情報がありましたが、次回に回します。

ウラヌスとのワンダーデモン戦は4ターンでどうにか。うっかり常駐呪文をかけ忘れた状態で始めたものの、まぁ悪くないリザルトだったかな。