炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

【#ポケモンSV】ぼくの冒険レポート(53):バトルスクールウォーズ③~ジム視察に行こう!チャンプル・ハッコウ編

「ああ、待って!うちが乗るやつ!乗りますー!」

チャンプルタウンへと向かうべくそらをとぶタクシーをオーダーし、いざ乗り込もうとしたところで呼び止められた。…あれ?ボタンじゃないか。

ヒイロ?あれ?このタクシー、ヒイロが呼んだん?」

どうやら自分がオーダーしたタクシーと勘違いしたらしい。ただ、目的地が同じだったのでせっかくだからと相乗りすることに。

「へー、もうそんな進んでるんだ、ジム視察。チャンプルタウンってことは…アオキさんか。あの人も大変だよね、ジムリに四天王兼任とか」
「ついでに言えばリーグの営業職らしいよ。…なに売り込むのかは知らないけど」
「…ジムグッズかな?ロゴ入りのグローブとか、ジムリのブロマイドとか」

それ自分で自分のブロマイド売ることになるやつ…

「ところでボタンはなんで外?LPシステムの改善するんじゃ?」
「あーうん。その一環で、各地のポケセンわざマシンマシンの端末に直接手ぇ入れるんよ」

なんでも、LP操作やわざマシンデータの提供の際に、近場のポケモンセンターからスマホロトムを介して侵入、LPやデータの不正引き出しをしていたのだとか。なので端末周りからのセキュリティ強化をオモダカトップから言い渡されたのだという。

「うぅ…今日こそたまったアニメ観られると思ったのに…なんでこのトシで社畜ムーヴせにゃならんのうちは…」

パルデアの空にボタンの嘆きがこだまするのだった。

 

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しくしく泣いてるボタンとポケモンセンターで別れ…あとで差し入れ持っていってあげよう…ともかくチャンプルジムへ。

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「トップとの待ち合わせ時刻…アポなしの珍客…ああ、察しました」

あの人のやりそうなことです、と嘆息するアオキさん。そういえば上司なんでしたっけ?

「ええ。本職としても副業としても…何の因果でしょうねこれ。しかし、貴方のような学生までこき使うとは…断る勇気も時には必要ですよ?」

自分はできませんが。と肩をすくめる。まぁぼくたちの方にも事情がありまして…

「…なるほど?学校の大会にトップ…この場合は理事長ですか?ともかくお呼びするためにお手伝いを」
「そういうことです」
「はて…お話を聞く限り、あなたのチャンピオン就任のお祝いが発端なんですよね?ななぜ主賓ともいうべき貴方が…?」

…ノーコメントで。

 

   *

 

「やれやれ…おかわり三敗目ですか」

ジムバトルをするたびに座敷席がエラいことになってる宝食堂のバトルコートにて、ムクホークのテラスタルが砕け散る。

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「…トップに、四天王の時はひこうタイプを使えと言われた意味、少しだけわかった気がします」

少しだけ意味深に口の端を持ち上げたアオキさんは、その真意を伝えることなく「ノー残業デーですので」という理由で宝食堂を後にした。

 

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「あれ?シュウメイ?」

続けて目的地が一致したのでハッコウシティまでボタンとタクシーで相乗り。到着早々ボタンが友人を見つけたようだった…え、どこ?

「…ここでござるよ」
「うわっ…あ、ほんとだ。改造制服じゃないから気づかなかった…」

カラフで会ったビワさんといい、扮装(?)を解くと別人だなぁ…

「まぁ、今となってはSTCのアジト以外ではアレを着る理由もござらんしな」

…口調はそのままなんだ。

「ときに、お二人は何しにハッコウに?はっ、よもや…おデートというものでござるか!?」
「ちっがーう!たまたま目的地が一致しただけ!」
「そうだけどそこまで全力で否定しなくても…」
「あ、ご、ごめん…」

当のシュウメイさんはナンジャモさんの定期配信をナマで見るためにここまで来た模様。

「今日の配信内容はまだ未定でござったからな…なにが出るのか楽しみでござるよ」
「うーん…ご期待には添えるかも?」
「?」

二人と別れて、いざジムオフィスへ。

 

   *

 


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「おはこんハロチャオ~って、あれ?ヒイロ氏?どったの今日は?」
オモダカトップの代理で…」
「え!ヒイロ氏チャンピオンになってたん!?そりゃおめでとー!」

ちょっと前までジムテストしてたのに…と孫の成長を喜ぶおばあちゃんみたいな感じで驚かれた。

「だれがおばあちゃんじゃーい!…ん?ってことは今ヒイロ氏とコラボすれば…ボクの人気ももっとウハウハに…!?」

ああうん、やっぱりそういう流れになるよね…まぁライムさんとこと合わせて3回目だし、もう慣れたものだけど。

 

   *

 

ふたたびのぼくの登場。それもチャンピオンとしての再コラボ&ガチ本気のナンジャモのバトル…ということで、視聴者数は爆上がりした様子。あとでシュウメイさんからも絶賛のメールが届いていた。あ、スパチャはナンジャモさん宛で大丈夫です…

「また定期的にコラボしてね!あ、でもほかの配信者の動画には出ないでね!」

ホクホク顔のナンジャモさんから、割と強めに圧を受けるのだった。

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   -つづく-

 

 


続くジム視察はチャンプル&ハッコウ。ゲストはボタンとシュウメイ殿でした。

どういう経緯でハッキングしてたかは特に言及はないので、多少というかかなり脚色しております。まぁ自室にもすげーパソコンありそうではありますが…いずれにせよ端末単位でのセキュリティ補強は必要だとは思いますね。がんばれボタちゃん。

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