――ん? 診察か。誰からの紹介だ……って、なんだお前か。用が無いなら帰れ。
あ? 用があるから来た? 何の用だ。詰まらん事だったら追い返すぞ。
……はあ? 風邪ひいた? 熱がある? なんかもうトータル的にだるい?
バカか! 病院行け!
は? だから病院来たって……いや、ここは病院じゃ……あるが、風邪ひいたなら真っ当な病院行きゃあいいだろうが! なんなら俺が聖都大附属に連れて行って……
……は? 俺に診察してほしいって……
はぁ……あのなぁ、俺は仮にも無免許。闇医者やってんだよ。
どこの病院からもサジ投げられたヤツが、最後の希望っつって大枚はたいて俺のとこ来んだよ。
お前みたいなのがちょろちょろしてたら俺の相場が下がっちまうだろうが。いいから帰れ――
ってか何だお前、顔が悪いぞ。……いや、顔色が悪いぞ? ちょっとデコ貸せ……
……っバカ野郎が! ホントにこんな高熱でこんなとこうろついてる奴があるか!
ああクソッ、しょうがねえからそこのベッド使えバカ!
毛布持って来っからそこで転がってろ! カビ臭くても文句言うんじゃねえぞッ!!!
・
・
・
――おう、目ぇ覚めたか。
さっき測ったら平熱になってたぜ。回復力だけは大したもんだなお前。
おら、起きたんならとっとと出てけ。俺は風邪っぴきの面倒見てるほどヒマじゃねえんだよ。
ああ? 腹減ったからお粥くれだぁ? 寝言ならストレッチャーの上でほざきやがれ。ンなサービス、まっとうな病院でもやらねーぞ……
って、盛大に腹鳴らしてんじゃねえよ……ったく。
冷蔵庫にウィ○ーがあるから適当に食って帰れ。
どうせ冷蔵庫の場所、知ってんだろ?
#主治医に看病されるシリーズ 第2弾は、昨今いい人疑惑が飛び交いまくってる花屋大我せんせー。
前回の貴利矢編がお邪魔される側だったので、今回は大我がいる廃病院に乗り込んでいくスタイルで。
うん、もうね。
一応男性女性問わず主観目線で書いてはいるんだけど……
こ れ も う ど う し た っ て 大 ニ コ や ん 。
まぁ、大ニコで夢想してもよし、自分に投影してもよし。お好きにイメージしてもらえるとモノカキ冥利に尽きます(何
さて次回は、主人公なのにTwitter投票においては3番手。エグゼイドこと永夢せんせーをフィーチャー。
チャラ系、ツン系と来て、いよいよ極大級のダダ甘系が来るんじゃないかなー……って。