炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

【#DGEX】60日目:VSプルト!王墓の激斗【リプレイ風】

「もう2ヶ月になるのね」

ふとマイコが呟く。

「あなたに出逢って、デモンと戦って…一回死んだこともあったわねぇ…」

その節はご迷惑をおかけしました。

「いやねぇ、迷惑かけたのはわたしの方じゃないの」

仮にも自分が死んだという異常事態を笑い飛ばす。強い子だよなぁ…

「最初、正直あなたにこと頼りなさそうって思ってたけど…たった2ヶ月で強くなったものよね」

まぁ、頼りなさげなのは今もだけど。と言って笑う。

「さ、今日あたりプルトに挑むんでしょう?最後のデモン退治と洒落込もうじゃない」

ああ、行こうか。

 

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「ふふ…遅かったわねぇ?」

古王の廟堂の奥に座するデモンサークルの中で、プルトが妖艶な笑みと共に出迎える。

「女を待たせるような悪い子には…とっておきのオ・シ・オ・キ、しちゃおうかしらね…❤️」

 

膨大な闇の魔力が迸り、プルトが真なる姿を露わにする。一糸纏わぬ悪魔の周りには、闇色に輝く小さな蝶々が秘部を隠すかのように漂っていた。


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「さぁ、焦らずじっくり楽しみなさぁい。人生で一度だけの…死へと至る恍惚を…!」

 

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「遺憾ながら、我が友プルト。我が新たな主をいたずらに傷つけることは、この私が許しません!」

召喚したウラヌスが槍を構えて対峙する。

「ふふっ…いくら貴女の頼みでもそれは聞けない相談ねぇ」

「であれば…仕方ありません。我が主・デモンゲイザーの名の下に、実力を行使いたします!我が主よ、私の戒めを今こそ!」

うん。厳格なる天使のデモンよ…戒めの鎖を解き放て!


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「友といえど容赦はしません、我が主のため…断罪します!」

「…友達になった覚えはないんだけどねぇ」

槍衾の暴風雨が、プルトに襲いかかる。が、彼女の周りを飛び交う蝶たちが、盾のようにそれらを全て阻んでしまった。

 

「わたしの故郷だと、蝶は死した人の魂を運ぶもの…なんて伝承があったっけ。悪魔のデモンがそれを連れてるなんて…ゾッとしないわね」

プルトの攻撃を幻影で逸らしつつ、マイコがボヤく。

「美しいものはえてして悍ましい一面を持つ、ということでしょうか」

「綺麗なバラにはトゲがあるってか。必要ならトゲも厭わず掴みにいかなきゃだ。なぁ大将!」

ビアンカとノアルがそれぞれ強化魔法を僕と双子にかける。いくよ二人とも!五連(ユピテル)──

四連(マーズ)──』

 

   ──撃!!!

 

あわせて九つの衝撃が、蝶の守りを破り…

 

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「あぁん、負けちゃったぁ…!」

 

元の姿に戻り、プルトが力なく両手を上げる。

「ふふっ、強い子はお姉さんだぁい好きよ〜。それじゃゴ・ホ・ウ・ビ…私の魂、持っていきなさぁい❤️」


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その姿を魔眼に収めて…デモン・プルト──

 

討伐完了!

 

その場にいた全員が、高らかに宣言した。

 

 

   −つづく−

 


リザルトとしては4ターン撃破。バフの重要性よ。いやホント。

ウラヌスもHP微妙だったけど、生き残って何より…

さて、これで(一応)全部のデモンを倒したわけで。また物語が動くわよ〜