炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

【#DGEX】62日目:戦いはStop it!竜王からのミッション

短くも長い戦いが終わり、その夜は館をあげてのどんちゃん騒ぎが繰り広げられた。

レゼルムが脱ぎ、カッスルが怒鳴り、ククレが飲み…

かく言う僕も、やれ祝いだ乾杯だなどとしこたま飲まされ…正直、宴会の半分以上は記憶にない。

 

…そして翌朝起きたら、マイコの部屋だった。

 

「…うにゃ?」

先に目を覚ました僕と、寝起きの彼女の目が合い…

「何で居るの!?持ち帰っちゃった?!わたしお持ち帰りしちゃったのコレ!?」

 

全力でテンパる彼女をどうにか落ち着かせ、僕は部屋を出るのだった。

 

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「おはよ。よく眠れた?」

廊下でばったり会ったプロメスに連れられて管理人室を訪ねると、フランが出迎えてくれた。

 

「…昨夜はお楽しみだったようね?」

マイコの匂いがするわよ?と鼻を鳴らされる。え、嘘!?

「ええ、嘘よ。でも、お間抜けさんは見つかったみたい」

…カマかけたね、フラン?

「ふふっ、まあいいけど。あの子と私、想いは一緒だもの。…まぁ、まだはっきりさせてないっぽいけどね」

何の話?

「いずれ分かるわ。…って、話が逸れちゃったわね」

本題に入るわ。とフランが姿勢を正した。

 

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今回の戦いで、運良く…と言っていいのか…生きることが出来た僕なのだが、中立の神たるフランの父・竜王ペイデは、僕が生き続けることには反対だったらしい。

そこで彼は娘伝いに、僕に条件を出してきたのだ。

「それは…エリスの打倒よ」

エリスって確か…

「ええ。以前ローナに“黒の檻”って所に連れてってもらったことがあるでしょう?あそこのヌシよ。そして…」

ソルとの戦いの後、ルルの体にわずかに残ったソルの意識にコメットを通じて干渉してきたあの力の持ち主だ。

エリスは、闇の檻の牢番として、精霊神フェニックスによって遣わされた存在なのだという。しかし、あまりにも膨大な闇の力に冒されたことで、彼女自身もまた、闇に堕ちてしまったのだ。

「そう、この地でデモンと呼ばれている、他の使者と同様にね」

デモンが使者?

「ええ。元来デモンとは光の精霊神に生み出された神の戦士なのです」

プロメスが後を引き継いで説明する。

「ですので、倒す…というのは少し正しくありません」

エリスの魂を闇より救い出して浄化する。これが竜王から与えられた、僕の新しい使命。

「まぁ、やることは今までと一緒よ。デモンを叩きのめして、魂を捕らえるだけ。得意でしょ?」

いやまぁ、得意っていうか…

「とにかく、これが父の出してきた条件。戦いがすんだばかりで大変だけど…」

まぁ、神様からの依頼じゃ無視できないか。

「うん。よろしくね」

 

  ──私たちの未来のためにも…ね?

 

少しもじもじしながら、フランが囁いた。

 

 

   −つづく−

 


というわけで新章突入。デモンの意外な?正体が明らかになったり、フランパパの無茶振りに呆れたりしつつも、戦いは続く。

ストップザバトルというやつです(古い

ちなみに、この前後にレゼルムからのクエストもあったんですが、これに繋がる小咄はカットしてたので必定コレもカット。

詳しくはゲームをやりましょう(またかい