炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

【#ポケモンSV】ぼくの冒険レポート:はじまり【リプレイ風】

テーブルシティの真ん中に位置する学校・オレンジアカデミー…の学生寮
その自室へと到着したぼくは、ベッドに座り込…むどころかばたりと倒れてしまった。

はにゃお?」

と、そんなぼくを心配したのかモンスターボールから最初の相棒が勝手に出てきて顔を覗き込む。

「…大丈夫だよ。ちょっと疲れただけだからさ」

そう言って相棒の頭をそっと撫でて、よっこらせと起き上がる。眠くて仕方がないけれど、今日の日記(レポート)を書かなくっちゃだ。

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オレンジアカデミーへの入学の日、校長のクラベル先生が直接家にやってきた。届け損ねた入学案内を渡しにきてくれたのだ。
それだけではなく、これからの学校生活のパートナーになる、最初のポケモンも連れてきていた。

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ニャオハ、クワッス、ホゲータという3匹のうち、ぼくが選んだのは…

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はにゃぁ…」

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今ぼくの頭の上でくつろいでいる、くさねこポケモンのニャオハだ。

「…ごめん。ちょっとレポート書いてるから、ちょっとだけ入っててくれるエルダ?」

モンスターボールを差し出すと、「しかたないなぁ…」とでも言いたげな顔でボールの中に戻っていく。【エルダ】というのは彼女に付けたニックネームだ。肉球から漂ってきた香りが、ママがよく飲んでるハーブティーのそれに似てると思って名付けたんだ。

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ぼくの家のお向かいさん…というには少し離れすぎた…家に住んでるお姉さんが、同じオレンジアカデミーの生徒だって聞いてびっくり。
明らかにぼくより年上なのに、同級生らしい。オレンジアカデミーはどんな人でも受け入れるから、こういうことはよくあるみたいだけど、同級生なのにすでに生徒会長だし、チャンピオンクラスでもあるってすごい人だ。
最初のパートナーを選んだばかりの初心者(ぼく)に、いきなりポケモンバトルを持ちかけて来るのにはちょっと面食らっちゃったけど。
クラベル校長が「ネモさんは勝負が大好きすぎますね」って言ってたけど、そんな言葉じゃ片付かないほどの熱意を感じたなぁ…テーブルシティ到着直前でも戦ったし。

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まぁそんなこんなでお姉さんことネモさん…あ、「同級生なんだし、呼び捨てでいい」って言われたんだっけ…ネモからバトルの基本や、ポケモンの捕まえ方を教えて貰って、いざアカデミーのあるテーブルシティへ!ってなったんだけど…
その途中、ぼくたちは不思議なポケモンに出会うことになる。

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朱い身体に青色の羽毛…トカゲ…っていうかドラゴンタイプのポケモン
灯台で知り合ったペパーって学生から、【コライドン】っていう名前と、コライドンを入れていたモンスターボールを預かった。あとで知ったけど、オーリムっていうポケモン博士の息子さんらしい。
そのオーリム博士に頼まれたのと、なにより懐かれているのでそのままコライドンも一緒にいる。今は疲れて眠っているのか、ボールからは出てくる気配はない。いや、部屋の中にあの大きな身体が出てこられても困るんだけど。
ネモは、モトトカゲってポケモンに似てるって言うけど…まだそのポケモンには会ったことないからわかんないや。
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アカデミーに着いたら着いたで、ネモからテラスタルオーブっていうのをもらったり、スター団とかいうヘンな集団に絡まれたり…

「あとなんといっても、あの階段だよなぁ…」

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在校生が名物っていうレベルの地獄の階段。プロトタウン出身の生徒はみんなこれを毎日歩くのか…大変だなぁ…ぼくんちコサジタウンでホントよかったや。

「ふぁ…ぁ」

あくびを我慢しきれず大きく吐き出す。もういいかな、とペンを置いてベッドへ向かうと、またいつの間にかボールから出てきたエルダが枕もとをぺしぺしと叩いた。甘酸っぱい香りがあたりを包んで、よく眠れそう。
あとから聞いたんだけど、「エルダ(elder)」という言葉には年長者とか年上って意味があるらしくて、それを知ってか知らずか、エルダは時折妙にお姉さんぶったふるまいをしてくる。

はにゃぁ!」
「うん、もう寝るよ」

ベッドの中に潜り込む。
これから始まる授業の事。もうすぐ始まるらしい【宝探し】と呼ばれる課外授業の事。

モネから誘われた、ポケモンバトルを制する道チャンピオンロード
ペパーが夢見る、秘伝のスパイスを探す冒険レジェンドルート
そして謎の男?カシオペアから託された、スター団壊滅大作戦スターダスト★ストリート

いざベッドに入ると、思うことはいろいろあって、わくわくして眠れなさそう。でも、鼻をくすぐるエルダの香りは、ぼくを容赦なく眠りにさそって…

「はぁ…にゃ♪」

目を閉じるぼくのお腹に、エルダが柔らかく着地する。その重みがトドメとなって、ぼくは意識を手放した。

 

   -つづく-

 

 


こらえきれずにポケモンSVのリプレイ始めました。
いやだって、掛け値なしにポケモン新作買うの、ガチのマジでダイパ以来なんだもん。
当初は推しポケいないからいっか…って思ってたけど、ニャオハ系統のヤバい方向の可愛らしさとか、DLCでその推しポケが内定すると知ったら…ねぇ?(誰に言ってる

というわけで先日買いました。DLCも併せて。
前編「碧の仮面」は本編クリア前でもできるということなので、さっそく林間学校編から始まりますかねー。本文でおもっきしメイン3ルートに思いをはせている主人公くんには悪いですがw

相方のニャオハは、本文中でも「彼女」と称している通り♀です。リセマラしんどかった…
あとポケモンごとに連れていきたい性別の拘りがあるんで、旅パはどうなることやら…オオタチは間違いなく内定ですがw


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