炎部さんちのアーカイブス あるいは永遠的日誌Ver.3

日々是モノカキの戯言・駄文の吹き溜まり

【#ポケモンSV】ぼくの冒険レポート(62):#藍の円盤⑧~再びエリアゼロへ!新たなる旅立ち【リプレイ風】

【注意!】
本エピソードには、「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット」「ゼロの秘宝」「藍の円盤」に関するネタバレが含まれています。
ゲームをまだ始めていない人で、これから楽しもうと思ってる方は閲覧をご遠慮いただくことをお勧めします。

問題ない方は、そのままどうぞお進みくださいませ。

 



 

 

 

 

 

 

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エントランスのスピーカーから、生徒呼び出しの連絡が響く。対象は、スグリとゼイユ、それからカキツバタ先輩に…ぼく?

「呼び出したのはブライア先生か…あたしはともかくスグやあんたまで…?」

ともかく校内放送まで使った要件なら早めに行く必要があるだろう。タロ先輩曰く、部外者である留学生…つまりぼくがチャンピオンになったこと(=リーグ部の部長も兼任するらしい)や、ランクが下がったことで四天王の変動など…とにかく諸々の調整をしなくてはならないらしいが、ひとまず後回しになりそうだ。

 

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ブライア先生が待つのは、彼女が担任を務める1-4…スグリのクラスの教室だった。

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「皆、来てくれたようだね」

林間学校ぶりにあうブライア先生は特に変わりなさそうだ。先生曰く、ぼくたちに素敵なゲストが来ているとのことだったのだが、どうやら入れ違いで学校見学に向かっているらしい。誰だろう…?

「まぁいずれ来るからその間に…本題に入っておこう。きみたちには私と、【エリアゼロ】と呼ばれる秘境をともに探索して欲しいんだ!」

エリアゼロ…って、あのエリアゼロ!?

「おや、他にエリアゼロがあるというならぜひ教えて欲しい所だね?」
「そこって、先生がずっと行きたがってたパルデアの?許可下りたんだ!?」

そういえば林間学校の件で迎えに来た時もそんなことを言っていたっけ。許可を取ろうとしてたのは聞いたことあるけど…よく許可が下りたものだ。

「テラスタル現象の調査や結晶の採取が主目的だがね。欲を言えば、エリアゼロで眠っている伝説のポケモン…【テラパゴス】を私たちで見つけたいと思っている」

テラパゴス…それってたしかスカーレットブックの…?

「随分楽しそうなお話ですね」

不意に教室の扉が開き、そこから現れたのは…

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オモダカさん!」

パルデアのリーグ委員長兼、トップチャンピオン兼、我らがオレンジアカデミー理事長であった。

 

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ブライア先生から引き継いで、オモダカさんが説明を続ける。先日のパラドックスポケモン流出未遂事件(タイムマシンの暴走によるものだけど、それに関しては伏せられている)をきっかけに、再調査の必要性を感じていたとう。

「しかしポケモンリーグではエリアゼロで活動できる人材やそのための時間を捻出できず…」
「そこでかねてより調査申請をしていた私に白羽の矢が立ったわけですね」
「…お恥ずかしい話ですが」

確かにパルデアのことはパルデアの人間だけでどうにかしたかったのはあるだろう。だけど、現状パルデアリーグは一人の人間に営業職とジムリーダーと四天王を兼任させたり、LPシステムのハッキングした人間引き込んだり、新人チャンピオンにジム視察させたりするくらいには人手不足だし、仕方ないのかなぁ…

「ブルーベリー学園はポケモン育成に長けた実力者が多い。そこに…チャンピオン・ヒイロ。あなたがここにいることは本当に幸運です」

ブライア先生からは任意と言われたけれど、もう一度エリアゼロを冒険できるのならそんなに嬉しいことはない!二つ返事で頷くと、オモダカさんもブライア先生も笑顔で顔を見合わせる。
ブライア先生の助手のような立ち位置のゼイユや、伝説のポケモンの存在を知るや否や乗り気になったスグリも同行することとなり、準備のため一旦その場は解散となった。

 

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「…それはそれとして許可も取らんと大穴入ったんはアカンやろ!」

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オモダカさんに同行していたチリちゃんさんが、面接の時に着けていた眼鏡を光らせて怒鳴る。あ、その件終わってなかったんだ…

「いや、最終的には総大将が許したったって聞いたからええのはええけどな?とはいえその話ィ初めて聞いたとき椅子から転げ落ちたわ!チリちゃんどこぞの大御所芸人か!?」

噛みつかんばかりに怒るチリちゃんさんだったが、最終的にオモダカさんになだめすかされて、事なきを得た。

「ふふっ、チリも心配していたのですよ」
「それはまぁ…本当にすみません」

博士からの指示だったし、博士伝いに許可が下りてると思ってたからなぁ…あの時は。

「さて…改めてチャンピオン・ヒイロには、この度はリーグ公認でエリアゼロに向かっていただきます」

ちなみに、先日のタイムマシンの件は、一部ぼかしたうえでブライア先生には伝わっているらしい。つまり、ゼイユやスグリカキツバタ先輩はリーグ部のごたごたを収めるという理由で残ることになった)にも詳しくは説明しないほうがよさそうだ。

最後にブライア先生への届け物ということで藍色の謎のディスクを託され、オモダカさんたちは先にパルデアへと戻るのだった。

 

 

   -つづく-

 

 


正直ブルベリ学園は前座だった…?(言い方

まぁ歴代御三家とかまだ会えてないし、トレーラーで出てたイベントもまだなので、今後もブルベリ学園はみっちり遊べそうですよねー。

ゼイユ(とスグリ)とエリアゼロ冒険できるぜウッヒョー!と思う反面、やっぱりホームウェイ組との絡みはなさそうでサミシス…まぁあの子らも濃い上に濃いブルベ組とガッチャンコしたらもう胸やけマッシグラーな気もするんで…

まぁその辺は自力で(番外編として)ワンチャン絡ませてもいいかなとも思うんですが…その後本編でも絡み合ったらアレなんでちょっと様子見。