――ちょっくら出てくる。でけえヤマだ……何万、いや何億ものカネが動く……な。
――しっかり留守番してるんだよ。終わったら迎えに来るから……さ。
そういいのこしてさっていった、あのひとたちは……わたしの“かぞく”は……にどとかえってはこなかった。
「……ゆるさ、ない」
わたしからかぞくをうばっていったのは、“デカレンジャー”とかいう、やつら。
「ぜったい、に」
わるいことをしてる、っていうのはしってた。
でも、けされて……デリートされていいひとたちじゃなかったはずだ。
「おねーちゃん……みんな……」
かたきは、とるからね……
「デカ……レッド……!」
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――あの戦いから10年。
宇宙警察・地球署のかつてのリーダー……デカレッド/バンこと赤座伴番は、ファイヤースクワッドの一員として宇宙を駆けまわる日々を送っていた。
そんな中、休暇ととある用向きで彼はレスリー星を訪れる。
戦友であり、そして強い絆で結ばれた人生のパートナー、マリー・ゴールドとの待ち合わせ中に、彼は一人の少女と出会う。
その少女の手の中にある、黄金に煌く微粒子に、バンの表情が凍りつく。
「……これが何か、知ってるみたいだね?」
「……それをこっちに渡すんだ。そいつは……とても危険な……!」
――<金色の雪>
人間を意思なき機械奴隷と変貌させる悪魔のウイルス。そのカプセルをお手玉のようにもてあそぶ少女と、それを負うバン。
「……君は、一体……?」
「アルゴル星人ジェイリー……あんたたちが“消した”ジーンお姉ちゃんやヴォルガー……<ガスドリンカーズ>は、わたしの“家族”だっ!!!」
あどけない少女の顔に、その胸に、宿るはタールが如き重く黒い憎悪。アルゴル星人として姿を顕わにしたジェイリーは、異形とも言える奇怪なマッスル・ギアでバンを、マリーを打ちのめす。
その哀しき憎しみの心の行きつく先は。
そして、小さな少女の手に握られてしまったレスリーの命運は。
「……絶対に、守る! この星も……お前の心もッ!!」
バンの想いに応え、彼の纏うデカメタルが、爆ぜる――!!!
帰ってきた特捜戦隊デカレンジャー/10 Years After
-ヘイトレッド・ゴブレット-
――君のハートにターゲット・ロック!
そんな感じで。
某フォロワ氏の呟きからここまで妄想するあたりなんか一種のビョーキかもしんないし違うかもしれない(
タイミングよく今年が(もう一月ほどで終わるけど)デカレン10周年ってのもあって、このタイトルにしてみた。
……しまったこの予告編だけじゃ他のメンツ出てくるかどうかわかんねえwww
一応、映画の後日談としてではありますが、一部コミック版「フルブラスト・アクション」の設定も踏襲していたりしていなかったり。
とりあえず映画版でなかったあの展開は未だのあのコミックを俺にとって聖典足らしめている……!
いやホント、どーして特撮エース休刊したさ……orz
さて、某氏考案のキャラであるアルゴル星人ジェイリー。
一応ガスドリンカーズの妹分的ポジとして据えていますが、割とえぐい設定組んでるかもしんない。
まぁあくまで主観なので、実際表に出してみてえぐいと思われるか否かは知らん(無責任
まぁ予告風に書いては観たものの……
本編書くかは気分次第!(