――地球の、そしてジュウオウジャーの前に、新たに現れた“ブラッドゲーム”の“プレイヤー”。
それは……
「……ブラッドチェンジ」
「なんだ……あいつら?」
「私たちと、同じ……五色の戦士?」
ジュウオウジャーに似た、原色の戦衣を纏うプレイヤーたち。変幻自在に姿を変える敵に、ジュウオウジャーは翻弄される。
「……よぉ、楽しそうなことやってんじゃねえか」
戦いの最中、現れる闖入者。
「俺らも混ぜてくれよ」
「ちぃっ、もう嗅ぎ付けてきやがったか……宇宙海賊ども」
「違うな。確かに俺たちは宇宙海賊だが、この星じゃ……“スーパー戦隊”だ!」
「スーパー戦隊?」
豪 快 チ ェ ン ジ ! ! !
「さぁて、久々の地球だ。いつもより派手にいくぜっ!」
スーパー戦隊を名乗る6人の“海賊”と……1人の人間と、4人のジューマンの“群れ”が出会う。
それは、地球史上最大級の邂逅にして、最大級の危機の始まり――
「態々呼んでくれたのは、そろそろ俺をチームリーダーに昇格させてくれるって話かい?」
「ああ、丁度“空き”もできたしね……今度のブラッドゲームのスコア次第だけれど」
「それについては保証するぜ? 面白い“駒”も手に入ったしな」
かつて地球を守った戦士たちが、最悪の形で地球を蝕む。戦いの中、バラバラになる仲間たち。
そして、更なる悪夢の再会が――
「嘘……だろ……」
――アカレッドぉぉぉぉぉっ!!!
「命を懸けて、この星を守る。それがスーパー戦隊ってもんでしょ?……先輩!」
「はっ、生意気なこと言いやがる……だが、そうだぜ後輩!」
紡がれる絆が、勝利へのわずかな糸を手繰り寄せ、掴むのだ!
「豪快チェンジ!」
「本能覚醒!」
ジュウオウジャー! そしてゴーカイジャー!
地球生まれのアニマルヒーローと、宇宙を股にかける海賊たちが、新たな奇跡を呼ぶ!!!
「この星を! いや――」
――スーパー戦隊を、なめるなよ!!!
スーパー戦隊×スーパー戦隊/ジュウオウジャー&ゴーカイジャー
NOVELS大戦ANNIVERSARIO