2008-05-17から1日間の記事一覧
当初ブログの続きに徒然と書いていたゲキレンSS。 mixiにつづき書いてたヤツを、満を持してブログに再移植。 まとめて7話分。 何度かエラーでて投稿はじかれたけれど。 わたしはげんきです。(知らんがな で、時同じくして。 投稿したゲキレンSSの記事にコ…
臨獣フリー拳のミノが目的地に着地したのと、ジャンたちがその場に到着したのは、ほぼ同時だった。 「……ふむ、追いつかれてしまいましたか」 「逃がさねえぞ、ノミ野郎!」 ジャンの叫びに気圧されることなく、ミノは臨気を練り無数の針を生み出す。 「仕方…
街では、大小さまざまな爆音と、人々の悲鳴がこだましていた。 その光景たるや、まさに阿鼻叫喚をそのまま顕したかのように。 「リンギ・吸血針(キュウケツシン)!」 逃げまどう人々の首筋に、人差し指程度の針が浮かび上がり、突き刺さる。悲鳴を上げる隙…
「俺、漢堂ジャン! 激獣タイガー拳だッ!!!」 名乗るが早いか突貫してくるジャン。 「うりゃあっ!」 アンブレイカブル・ボディの異名に違わぬパワーを纏った拳が飛ぶ。 その威力たるや、掠められた頬が、十二分に実感していた。 (…でけぇ!) 荒削りな…
「…僕がお相手しますっ」 続いて名乗りを上げたのはレツ。 「ファンタスティック・テクニック…激獣ジャガー拳・深見レツ!」 「よし、こい!」 リュウの声に、レツが宙を舞う。 「ゲキワザ・花花弾!」 「おおっと!?」 流水のようにゲキトンファーを操り、…
トレーニングルームに移動した4人。ど真ん中に立つリュウを中心に、ジャン達はトライアングルを作って取り囲む。 「さァて。マスターに言われたからにゃ、手加減無しでいかせてもらうぜ」 「もちろんです!」 リュウの言葉に、レツが声を張り上げる。 「い…
「こちら、跳多リュウ(トビタ・リュウ)くん。あなた達と同じ、激獣拳使いで、スクラッチの特別開発室所属アスリートとしても登録されているの」 「よろしくな」 気さくに声をかけるリュウに、ジャン、レツ、ランもそれぞれ応える。 「…それにしても、社員…
今日も今日とて、スクラッチではジャン、レツ、ランの3人が修業に明け暮れていた。 「にゃーっ!」 奇声を上げてゲキヌンチャクを振り回すゲキ。その後ろではメレの動きをトレースさせたロボタフを相手に、レツとランが組み手をしている。 「頑張ってますね…
「…5年ぶり、だね」 空を見上げて、“彼”は呟いた。 「マスターや美希姐さん、元気してるかな? なつめっちも大きくなったろうな~」 くくくっ、と含み笑いを浮かべて。 「よし、そんじゃま久々に、古巣に戻るといたしましょうか♪」 肩に引っ掛けた布袋を揺…